「今月はどんな魚が釣れるんだろう?」
釣りを始めたばかりの人や、これから釣行計画を立てたい人にとって、季節ごとのターゲットが分かるカレンダーは心強いですよね。
この記事では、海水(堤防・岸釣り)・淡水(湖や野池)・渓流(川や渓谷)で狙える魚を月ごとに整理しました。
さらに、おすすめ仕掛け・狙い方・初心者難易度まで加えた保存版の「釣り魚種年間表」です。
これを見れば、シーズンごとにどんな魚を狙えばいいのか一目で分かりますよ!
釣り魚種カレンダー
月 | 海水(堤防・岸釣りなど) | 淡水(湖・野池) | 渓流(川・渓谷) | おすすめ仕掛け | 狙い方(時間帯・潮・水位) | 初心者難易度★ |
---|---|---|---|---|---|---|
1月 | カレイ、アイナメ、ワカサギ | ワカサギ、ヘラブナ | 禁漁期 | 投げ仕掛け、ワカサギ電動リール仕掛け | 日中の深場、ワカサギは朝夕の薄暗い時間 | ★★ |
2月 | カレイ、ワカサギ、メバル | ワカサギ、コイ | 禁漁期 | 電気ウキ仕掛け、コイは吸い込み仕掛け | 夜の常夜灯周り(メバル)、ワカサギは氷上も◎ | ★★★ |
3月 | メバル、ヤリイカ、カレイ | コイ、ヘラブナ | ヤマメ、イワナ(解禁月※地域差あり) | サビキ、ウキ釣り、渓流はエサ釣り | 夜明け〜朝まずめ、渓流は解禁直後が狙い目 | ★★ |
4月 | アジ、メバル、シーバス | ブラックバス、ブルーギル | ヤマメ、イワナ、ニジマス | サビキ仕掛け、ルアー(ミノー、スプーン) | 朝夕のまずめ時、渓流は水温が上がる日中 | ★★ |
5月 | アジ、キス、イサキ、クロダイ | ブラックバス、ヘラブナ、コイ | ヤマメ、イワナ、ニジマス | 投げ釣り、ウキ釣り、ルアー | 潮の動く時間帯、淡水は朝夕の岸際 | ★★ |
6月 | キス、アジ、イサキ、タチウオ | ブラックバス、ブルーギル、ライギョ | ヤマメ、イワナ、ニジマス、アユ(解禁地域あり) | ルアー(ワーム・ミノー)、友釣り(アユ) | 朝まずめ〜午前、アユは日中の瀬 | ★★★ |
7月 | アジ、キス、イサキ、タコ | ブラックバス、ナマズ、ライギョ | ヤマメ、イワナ、ニジマス、アユ | エギ(タコ)、ルアー、渓流はドライフライも◎ | 夜釣り(ナマズ・タコ)、朝夕はアジ・キス | ★★ |
8月 | アジ、キス、タチウオ、青物(サバ・イナダ) | ブラックバス、ブルーギル、コイ | アユ、ヤマメ、イワナ | ジグ、サビキ、フロートリグ | 早朝の涼しい時間帯、青物は回遊待ち | ★★★ |
9月 | アオリイカ、タチウオ、サバ、クロダイ | ブラックバス、ナマズ、コイ | アユ、ヤマメ、イワナ | エギング、ウキフカセ、ルアー | 夕まずめ〜夜、アオリは朝夕が好機 | ★★★ |
10月 | アオリイカ、タチウオ、シーバス、青物 | ブラックバス、ヘラブナ | アユ(落ちアユ)、ヤマメ | エギ、ルアー(シーバスはバイブレーション) | 夕方〜夜の潮変わり、落ちアユは流心狙い | ★★★ |
11月 | カレイ、メバル、ハタ類 | コイ、ヘラブナ | ヤマメ、イワナ(禁漁期直前) | 投げ仕掛け、ヘラはウキ釣り | 日中の深場、ヘラはエサを打ち返して寄せる | ★★ |
12月 | カレイ、アイナメ、ワカサギ | ワカサギ、コイ | 禁漁期 | ワカサギ電動リール仕掛け、吸い込み仕掛け | 朝夕のワカサギは群れを探す、コイは底狙い | ★★★ |
補足:
・「おすすめ仕掛け」は代表的なものを簡潔に記載。
・「狙い方」は一般的に釣果が上がりやすい時間帯や潮・水位のポイント。
・「初心者難易度★」は★が少ないほど簡単(例:ワカサギ・サビキ=簡単、青物・アユ友釣り=難しい)。
地域や釣り場によってシーズンや条件は変動するため、実際の現場情報も必ずチェックしてください。
年間スケジュールの活用法
今回紹介した「釣り魚種カレンダー」は、ただの一覧表ではなく釣行計画の地図として活用できます。
- 1〜3月:寒い時期はワカサギやカレイなど「冬でも釣れる魚」を狙うのがおすすめ。
- 4〜6月:春はアジやシーバス、渓流の解禁もあるため、釣りの選択肢が広がるシーズン。
- 7〜9月:夏はアユや青物など、ダイナミックな釣りが楽しめる時期。熱中症対策も忘れずに。
- 10〜12月:秋はアオリイカやタチウオ、シーバスなどが最盛期。冬に向けてカレイやワカサギも再登場。
こうした年間の流れを把握しておくと、「次は何を狙おうか?」と考えるのが一層楽しくなります。
釣行日を決める際は、潮汐表や地域の遊漁情報とあわせて確認すると効果的です。
初心者が揃えるべき道具リスト

釣りを始めたいけど「道具が多すぎて分からない…」という方のために、まず揃えたい最低限の道具をまとめました。
海釣り(堤防・サビキ釣り)

- サビキ竿(2〜3m前後のコンパクトロッド)
- 小型スピニングリール+ナイロンライン2〜3号
- サビキ仕掛け(市販品でOK)
- カゴ・オモリ・コマセ(アミエビ)
- 水汲みバケツ、クーラーボックス
淡水(バス釣り・野池)

- ルアーロッド(6ft前後、ML〜Mクラス)
- スピニングリール+PEライン0.6〜0.8号
- ワーム・スプーン・小型クランクベイト
- 偏光グラス(サイトフィッシングに必須)
渓流釣り

- 渓流竿(3〜4m、延べ竿タイプ)
- 道糸0.8〜1.2号、ハリス0.6〜0.8号
- 餌(ブドウ虫・イクラなど)
- 熊よけ鈴、ウェーダー、安全装備
まずは「手軽に体験できるサビキ釣り」からスタートすると、釣果が出やすく楽しみやすいです。慣れてきたらバス釣りや渓流釣りにも挑戦してみましょう。
まとめ|年間の釣りスケジュールを活用しよう
釣りは季節や水温によってターゲットが大きく変わります。
今回紹介した「釣り魚種カレンダー」を参考にすれば、狙いたい魚の旬やベストシーズンが分かり、効率よく釣行計画を立てられます。
特に初心者の方は、難易度が低い魚(サビキのアジやワカサギなど)から挑戦していくと釣果につながりやすいですよ。
また、渓流は禁漁期や解禁日が地域ごとに決まっているため、遊漁券や規則の確認もお忘れなく。
自然を大切にしながら、四季折々の釣りを楽しんでいきましょう!
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